6月のこの時期、毎年「今年こそは」と思っている行事があります。 それが「蛍鑑賞」です。
というのも、京都市は人口150万近い人口を誇る大都市にも関わらず、市内で蛍の鑑賞ができるスポットを保有しています。また、市外を少し出た場所にも各地に蛍を見られる川や寺社があります。 アクセスの良い位置で蛍鑑賞ができるので、カップルや友人たちで気軽に足を運ぶことができます。

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蛍は、日没ごろから次第に光り始め、夜の8時ごろに光りのピークを迎えます。 冷たい雨が降る日は飛びませんが、湿っぽい天気の日によく飛びます。

■哲学の道(5月後半~6月上旬)

いわずとも知れた市内の有名蛍スポットです。 ここは、昼間もお散歩にぴったりの場所ですから、哲学の道カフェなどで一休みしながら、日没を待つと良いでしょう。
蛍が静まった後も、すぐ西の小道に入ったところにある「GOSPEL」という不思議な洋館のパブでお酒や生ライブを楽しむことができますよ。カップルにオススメの鑑賞スポットです。

■宇治植物園蛍ナイター(5/24~6/15)月曜日休園

午後4時以降、大人300円で入園できます。21時半までOPENしています。 宇治の平等院鳳凰堂や、紫式部ゆかりの地をめぐりながら、短歌にも詠まれた蛍の美しさに想いをはせましょう。

■大覚寺 蛍放生会(ほたるほうじょうえ)6月7日・14日

大覚寺で1人につき3匹の蛍を野に放す会です。
1人7800円と高額ですが、「蓮御膳」という夕食と法話も体験できます。闇夜に輝く蛍の命の灯火を見ることで、命の尊さを再確認できる神聖なイベントだといえます。
こちらは自然の蛍ではないですが、必ず蛍の光を見ることが見ることができます。

タイトルにもあるように、蛍20日蝉3日と言われる程ほたるの季節は短いもの。
儚く光る蛍の光に誘われて、初夏の訪れを感じに行ってみませんか。


ライター:上森五葉