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電車やバスで職場や学校に通われている方は一度は考えると思います。

「この時間、有意義に使いたいなあ」


私自身も高校(片道1時間半)、大学(片道30分)と電車で通っていました。
高校は朝早かったのでとにかく寝ることに徹し、大学は音楽を聞いていればすぐに着いてしまうという感じで、特に有意義なことをしたことはありません...。

そこで初めて電車で「有意義なこと」をしようと思い、こんなことをしてみました。

「同じ車両にいる人全員が電車内で何をして過ごしているか、目視調査をする」

実にくだらないように見えますが、変化多様な社会の動きをこの目で確かめる良い機会です。

始めに、条件を紹介します。

実施場所:JR京都線内の普通電車
実施時間:13時頃
(本当は通勤・通学の人が多い朝にしたかったのですが、混む時間帯ですので車両内の移動が不便だと思い、比較的いろんな層の方が乗っているお昼時に実施しました)
調査方法:車両後方から前方まで移動しながら、乗客の電車内での過ごし方を観察する。
◎カウントの仕方は、動作をひとつひとつ数えていく。
ex. 一人が読書の次に睡眠をしたら、読書にも睡眠にもカウントしていく。



それでは早速結果をごらんいただきましょう。

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まず、圧倒的に携帯電話を触って何かをしている方が多かったです。
あまりまじまじと画面をのぞき込むのはよろしくないので、パッと見た感じですが、LINEやゲームをしている方がほとんどでした。

また、「寝る」「何もしない(ぼーっとしてる)」「外の景色を見る」という方も多かったです。
普段忙しく働かれている方にとっては移動時間は貴重な休息時間なのかもしれません。

さて、ここで平井が見た、電車内での時間を有意義に過ごしていた人は一体どんな方だったのか、いくつかご紹介しましょう。

■タブレットで読書(男性・推定40代サラリーマン)
座席に座ってタブレット端末で読書をされていました。

■数独に挑戦(男性・推定40代サラリーマン)
立ったまま数独の本と鉛筆を持って取り組まれていました。

さすが、何十年も朝晩電車に揺られるベテラン社会人の方。
スキマ時間を使って教養を高める有効な使い方をされています。

また、面白い(?)過ごし方をされていた方もおられました。

■ゲームボーイカラーでポケモンをする(女性・推定20代学生)
平井も数年ぶりに見た懐かしのゲームボーイカラー。
きっといまどきの小中学生が見たら「何これ?!」となったでしょう。
彼女にとっては愛着のある一機であり、移動の際も必需品なのでしょうか。


そして、過ごし方ではありませんが、こんなエピソードもありました。

■会話を楽しむカップル、しかし楽しみすぎて乗り過ごしパニック(男女・推定20代)

■テストの結果を晒し合う高校生男子3人組。(男性・推定10代高校生)

■落とし物を拾おうか迷っている(女性・推定10代高校生)
彼女が座った座席の下に定期入れが落ちており、ずっと気にしている様子でした。
結局降りる際に拾って、窓際のテーブルに置いていかれました。


今回の調査を通して、電車の中にはいろんな人がいて、いろんな過ごし方があって、いろんなドラマが生まれているのだなあと知りました。

このように普段あまり気にしないものに着目することによって、新しい発見は次々と生まれます。

電車の中での人間観察も、何かを見つけられる「有意義な過ごし方」かもしれません。



次週は後編として、数ある移動時間の中でも、おすすめ・ユニークなものをピックアップして紹介したいと思います。 



ライター:平井  晴香