本日(1/9)は病院×Artプロジェクトの医療勉強会でした。
そこで講師である深田(写真)による講義を聞きながら、メンバーで治る病気・治らない病気に 関して考えていきました。
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画像は、脳脊髄液減少症について話しているところです。
(髄膜ってこんな形で、脊髄まで覆っているんですね。知りませんでした・・・。)
これは、交通事故や、整体の施術の失敗などで髄膜が傷つけられて、髄液が減少してしまう病気です。
天気が悪いと頭痛がする・・・にも関連している病気だとか。

□■タイトルにある「治らない病気」について■□
最初の皮切りになった話題は、深田自身も患っている「ME/CFS 慢性疲労症候群(筋痛性脊髄炎)」という病気について。この難病の原因はまだまだ解明されていない部分が多いことを知り、メンバーの金武が提示したひとつの疑問。 

「 原因が分からず、治らない病気はどのくらいあるのでしょう?」

――掘り下げると深いこの疑問。
そもそも、「治る」ってどういうことなんでしょう?

原因の一部が解明され、予防が進んだがんは

「子宮頸がん」・・・ヒトパピローマウイルス
「胃がん」・・・ヘリコパクターピロリ

などが挙げられますが、それ以外のがんについてはまだまだ予防法は確立していません。

では、できたがんを切除すれば「治った」ことになるのでしょうか?
一時は状態が回復したとしても、いつの日か再発して、死亡することもあります。


深田は言います。
医学で治らない病気の方が圧倒的に多い。医者が万能で、なんでも治せると思わない方がいい。8割以上の病気は治すことはできない。しかし、死なないようにする医療技術は発展してきた。手術の際の麻酔なんかはその一つだ。」
「医学は、これまで死なない様にすることに注力してきた。しかし、これからは生活を送る上での"不快さ"を取り除く分野にも成長していくべきかも。どんな病気になっても、幸せに生きていくための医学だ。」


わたしたちは「病気になったら病院に行けば治るはずだ。」と、つい病院や医師にすがりたくなってしまいます。
しかし、医師たちにでき得ることは、痛みを収めたり、延命処置をしたり・・・対処療法であることの方が圧倒的に多いです。

病気を完全に”治さなければならない”と思い込んでしまうのではなく、
”病気と共に生きる”選択をすること、また、そうできるような社会があるということが大事なのかもしれません。



ライター:上森 五葉