あなたは病院にどのようなイメージを持っていますか?
白い廊下、白い壁、白い病室。

   そのような病院こそが、アートを1番必要としている場所ではないだろうか。

     アートには人を癒す力があり、笑顔にする力もある。

        ホスピタルアートなら今の病院を変えることができる。

私たち病院×Artプロジェクトは、ホスピタルアートを取り入れることで患者さんの療養環境の改善を目標に活動しています。
ホスピタルアート活動に興味を持たれた方、
一緒に患者さんの環境をアートで改善してみませんか?インターンシップ生募集中です!
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今回は国外ではなく日本で前衛的な取組みを実施している病院をご紹介したいと思います。
千葉県松戸市にある「東葛クリニック病院」です。

東葛病院は、開院以来、千葉県東葛エリアにおける血液透析療法のパイオニア として知られる病院でもあります。
こちらでは「院内美術散歩」と称し、各施設に現代アート作品を展示し、観て楽しむことができる環境を作っておられます。

この取組みが始まったきっかけは、30年前、米国の医療機関と交流の深かった当時の院長が、アメリカでは広まりつつある「ヒーリングアート」に感銘を受け、自身の病院でも導入できないかと提案したことだそうです。

芸術作品とどう向き合うのか、どのような芸術が病を抱えた人の心を「癒す」のか…それを追求し続けてこられた軌跡が、このアートギャラリーには存在します。

私が気になったのはこちらのアート作品。
art_37
(写真引用:東葛クリニック病院HP「院内美術散歩」 http://www.tokatsu-clinic.jp/artwalk/gallery37.html)

タイトルは「輝き」。
なんとこの美しく明るい雰囲気のスペースは、この病院の待合室だそうです。
待合室は、ただでさえ体調が悪くつらいところ、場合によっては長時間待たなくてはならないスペースです。
それを照明・椅子・床の雰囲気を従来の清潔感を重視したものから、ガラリと変えることで患者さんの「精神」面のケアをしようと試みた結果このような待合室が生まれたようです。

「患者さんに癒しを、スタッフには働きやすい環境を」という東葛クリニック病院の理念は、病院×Artプロジェクトが兼ねてより目指してきたものでもあります。
30年以上も掲げ続けられているこの理念の元、東葛クリニック病院では、今後も定期的にギャラリーの展示品を変えたりし、癒しの芸術空間を提供していかれるそうです。

他の作品や、東葛クリニック病院についてもっと知りたい方はコチラ。
【参考元URL】東葛クリニック病院「院内美術散歩」
http://www.tokatsu-clinic.jp/artwalk/


さて、これまでシリーズでお届けしてきた「世界のホスピタルアート」も今回で7回目になります。
ひとたびこの国の外、主に「ホスピタルアート先進国」とされる国々の病院を見てみれば、こんなにも「未来」を感じられるものかとこの記事で驚かれた方が居らっしゃれば、幸いでございます。

先進国である日本では、今や日常生活を送る上で不便に感じることは本当に少ないです。
しかし、こと病院の「環境」という部分に視点を移せば、まだまだ日本の病院は発展の余地があり、今後目指すべき未来があることを感じます。
「ホスピタルアートってどんなもの?」という疑問から「こんな病院にしてみたい!」へ。
その想いがこれから先の療養環境の改善の力になっていくことを願ってやみません。

ライター:上森 五葉