☆私たちホスピタルアート活動に興味のある方へ

こちらからも情報配信しています。

Twitter: @hospitalart

Facebook: https://www.facebook.com/hospitalart

☆病院×Artプロジェクトのインターンに応募したい方はこちらのURLへ。

http://patient.sakura.ne.jp/recruit/form_intern

------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

 いきなりですが、病院の待合室の天井に綺麗な青空が広がっていたら素敵だと思いませんか??

 image2
http://jeec.jp/images/image2.png
image3
http://jeec.jp/images/image3.png

 日本節電力開発株式会社という会社では「人工空」と呼ばれる、LEDを使った人工的な空を作り出すことができます。独自の技術で立体感を与える三次元的な加工を施すことで、本物に近い空を再現でき、明るさを調節することで朝、昼、夜といった時間の流れを演出することも可能です。心理的な安定感や解放感を与えるので、うつ病治療への効果が期待されています。この人工空は、病院などの医療施設だけでなく、教育施設や公共施設、商業施設などで主に導入されるパターンが考えられます。今回は、病院に人工空を導入した場合について私なりに考えてみたいと思います。

 まず、「空」が与える心理的な影響は大きいのではないかと思います。皆さんの中で、青空をイメージして、嫌な気持ちになったり、気持ちが重くなられる方は少ないのではないでしょうか。私は、青空を見るとすがすがしい気持ちになり、心が軽くなりますし、同じように感じられる方も多いと思います。どうしても外の空間と隔離され、閉鎖的になりがちな病院では、以上のことからも分かるように、人工空がもたらす影響は非常に大きいのではないかと思います。朝から夜まで演出することができるので、外での生活と同じように空の様子を見て「あぁ、もう夜なんだ」と感じられたら、病院の中にいても、より自然に近い形で生活することもできるかもしれません。

 私はうつ病治療への効果にも非常に期待しています。最近とても身近になったうつ病ですが、光を用いた光療法が有効な治療のひとつだといわれています。光療法は、2500ルクス以上の光を目から取り込むことで、個々人が持つ体内時計のずれを整え、生体リズムを健康な状態にすることで、うつ病(特に冬季うつ病)の改善を期待できます。この光療法では太陽光もしくは、高照度光療法器具というものを用いますが、この高照度光療法器具はいわゆる人工的な光であり、太陽光のような自然の光ではありません。私は専門的な知識はありませんので、確かな確証をもって言うわけではありませんが、この人工空の光もこの光療法のひとつとして取り入れられるのではないかと考えています。人工空から発せられる光によって、患者さんが外に出るだけでなく、病院内でも光を浴びることができれば、治療もスムーズに進むのではないでしょうか。日本節電力開発株式会社は、高いLED技術を持つ会社なので、治療にも効果があるような光に調整することができるかもしれませんし、いろいろな可能性をもっていると言えるでしょう。

私はこの人工空にとても大きな期待をしていますし、大きな可能性を秘めていると感じています。いつか、天井を見上げると青空が広がっている、そんな素敵な病院が出来上がるといいですね。

参考:
人工空システムとは  
http://jeec.jp/sky/
日本節電力開発株式会社  http://jeec.jp/index.html
高照度光療法とは http://portal.lighttherapy.jp/lighttherapy/post_104.html