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本日ご紹介するのは、「世界一緑溢れる病院」。
本シリーズの中で最も新しく建てられた、規模も大きい病院です。

その建築物の美しさと、斬新なアートと病院の融合の実現は、私たちに夢や希望さえ与えてくれます。
国内外で30以上の賞を総嘗めにしている現代建築でもあります。


病院の名は、「The Royal Children's Hospital」。
オーストラリア、メルボルンに位置する巨大な小児病院です。
設立は1970年ですが、2011年にエリザベス女王の手によって、正式にリニューアルオープンを果たしました。
ロイヤルパークという都市最大の公園と隣接していて、野性動物やスポーツアクティビティなどを楽しめる緑溢れる環境の中にあります。

本病院(以下RCH)の公式ページでは、バーチャルツアーと称し院内を紹介する動画も見受けられます。
では、一部写真を借りてきましたので、ここでお見せいたします。

440px-The_Royal_Children's_Hospital,_Melbourne

外観です。1000近い数のカラフルな日除けがついていて、これは風を受けて外観を変える役割をしています。隣接するロイヤルパークに溶け込むため、見た目で自然を感じられるようになっているのです。


Creature

メインストリートです。ここから、マードック子供研究所、メルボルン大学、そしてロイヤルパークへとアクセスできる中心部分となっています。
親子、医者、患者、臨床医...すべての人がここで集えるように設計されているのです。また、光の殆どが自然光です。


Aquarium-Ground-Level

アクアリウムです。階段を上がる途中、このように25種以上の熱帯魚が出迎えてくれます。


Outdoor-play-area

院内の庭です。RCHでは、約80%の病室から外の自然の景色が見え、残り20%の病室からはこうした庭が見えるようになっています。
病室の窓から自然の景色が見えるだけで、容態が良くなることは、医学的事実だからです。


Beanbag-cinema

シネマスペースです。椅子はビーンクッションで、どのような身体的不自由があっても苦労なく見られるような設備です。


Waiting-area

待合室です。ここからも庭が見えます。カラフルな家具と自然光との調和が、肉体と精神の健康を回復させる効果を持つよう、緻密に設計配慮されています。

(画像:「helth」new royal children's hospital project
http://www.newrch.vic.gov.au より抜粋)




こうした設備の美しさのみならず、RCH はワークショップなどでも、精神の治癒の分野に貢献しています。
白衣を着たクラウンが、精神健康の回復を診るお医者さんとして、院内を循環していることもあります。
また、院内動物園には、ミーアキャットがたくさんいるようで、見学することができます。



この革新的で、かつ自然を最大限に採り入れた仕組みこそ、これからの大型建築物のあるべき姿だと思わされます。
某薬品メーカーが「自然と健康を科学する」というキャッチコピーを使っていましたが、RCHはまさにその言葉を体現する病院だと言えるでしょう。

病院は、人々の憩いの場の最たるもの。
日本の病院が、このように自然と共に「未来化」するのが私の夢であり希望です。

参考URL: 「Journal RCH Special Edition」http://journal.batessmart.com.au/rch-special-edition-february-2012/

「The Royal Children's Hospital Melbourne(公式ページ)Your guide (PDF)」 http://www.rch.org.au/info/

「helth new royal children's hospital project 」
http://www.newrch.vic.gov.au


ライター:上森 五葉