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本日ご紹介するのは、私たちと同じく病院とアーティストのキュレーションを手掛けるアメリカの非営利団体RxArtが取り組んだホスピタルアートです。

この団体の行ったプロジェクトのひとつに、CTスキャンをインスタレーションアート化してしまう、といったものがあります。

これは創設者のひとりであるDiane Brown氏の自身の経験から生まれたプロジェクトでした。彼女はCTスキャンを経験した時、病気が発覚することではなく、この器機自体に恐怖を感じたそうです。

彼女はその時の不安について、こう発言しています。
「私は(CTの)輸送台の上にいました。腕を固定され、唯一の逃げ道は私の想像力だったのです。」

「私は自発的に壁面や天井に絵を想像し、その絵の中に入っていくことにしました。すると、CTスキャンが終わったあとも、本当にCTの中には居なかったような心持ちでいれたのです。この素晴らしい気持ちを、他の人にも経験してもらいたくて。」

そんな想いから生まれたのが、このペイントされたCTスキャンです。

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このアートは、世界的アーティストJeff Koonsによって無償で手掛けられました。
壁面には彼のトレードマークともいえるバルーンの犬がかかれ、CTスキャンはひょうきんな猿によって彩られています。狭い空間に吸い込まれていく恐怖を感覚的に取り除く効果がある、と好評だそうです。

ホスピタルアートというと、待ち合い室や廊下の壁の装飾を思いつきがちですが、医療器機に直接装飾をするという発想がおもしろいですね。


初めは、Rx Art のこうしたホスピタルアートプロジェクトは、その奇抜なアイディアから医師たちに受け入れられず苦戦したそうです。
しかしひとつ受け入れてくれる病院がみつかれば、またひとつ...とチャンスを与えてくれる病院が増えていき、今では18以上の病院で、こうした大きなプロジェクトを成功させています。


これに習って私たちも、ひとつずつ取り組みを成功させていき、まずはホスピタルアートの認知を拡大させたいと考えています。
それが、日本の病院にアーティストが参画する土壌作りになると考えているからです。

参考URL(English )
「Rx Art For Hospitals: Just What The Curator Ordered」
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=130164248
Rx Art公式ページ「CT scanner For Advocate Children's Hospital 」
http://www.rxart.net/projects/ct-scanner-for-advocate-hope-childrens-hospital


ライター:上森 五葉